松野町に生まれ松野町を愛する正木酒造のお薦めである。松野町は高知県との県境であるが海に面していない田園地帯である。従って他地区から入るありあまる海産物ではなく、あくまでも松野の農産物にこだわりたいということで、この「ひげにんにく」が選ばれた。 売りは「野菜としてのにんにく」。もちろんにんにくはもとから野菜であるが、主として薬味や味付けに使われることが多い。しかしこの松野のひげにんにくは、『竹葉農法』という方式で、皮をむいた上で清潔な砂地で一粒一粒単位で丁寧に栽培されているという。その為に、えぐみや泥臭さがすっかりとれて、うまみが凝縮して匂いが少ないという特徴がある。いわば「にんにくのエリート教育」である。正木酒造の御当主のように、人間は多少の「えぐみ」があった方がつきあうには面白いのであるが(失礼)、にんにくはあとは食べられるだけなのでそういうのはなくて構わないのである。(笑)
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「土や汚れが微塵もついていない。」
土や汚れが微塵もついていない。
「芽が生えたこのままを素揚げにして酒の肴で食べるのが旨い」
芽が生えたこのままを素揚げにして酒の肴で食べるのが旨い
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